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メキシコーラ ~ロックとかフェスとかバイクとか日常とかの話をつづる更新怠りがちなブログ~

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察知力

元日本代表、中村俊輔の著書「察知力」を読む。
この本は、ただ一つのことしか言っていない。

「察知力を磨け」と。

そういうタイトルの本だから、当たり前なんだが、本当にそれだけなのである。
その時の状況を察知し、課題を見つけ、クリアし、引き出しを増やし、ステップアップするんだと。

彼を前へ推し進めてきたそのたった一つの教訓を、彼のサッカー人生の歴史とともに、多少の表現を変えてはいるが、延々と紹介するというものだ。
その教訓自体もなんら当たり前のことである。

幅広い層へと読んでもらいたいのだろう、サッカーファンであれば常識であることも、ちょくちょく説明が入ってくる。それに加え、同じ教訓をずっと言い続けてくるものだから、正直退屈であった。

その文面からは、彼のサッカーに対する真面目さがにじみ出ている。
その真面目な態度で、教訓を実践し、ずっとサッカーに取り組んできたのだろう。
勝ちからも負けからも常に何かを学び、さらに向上するために海外へ飛び出す。
察知し、課題を設定し、クリアし、階段を上り、また察知する。
愚直なまでのサッカーへの取り組みが、そこには記されている。

中村俊輔といえば、悲運のサッカー選手というイメージがある。
サッカー選手であれば誰もがそれを目標に置くであろう、ワールドカップに振られ続けた男である。
2002年の日韓W杯では、直前の親善試合で活躍するものの、代表落選。
2006年のドイツW杯では、体調不良でプレーに精彩を欠く。スタメンはずしをジーコ監督に直訴するほどの状況であったが、使われ続け、日本敗退の一因を担ってしまう。
2010年の南アフリカでは、キャリアもピークを迎え、中心選手としての活躍を期待されるも、ケガによりコンディション調整がうまくいかず、わずかばかりの出場時間に終わってしまう。

そんな彼のサッカー人生思い浮かべると、何度も何度も繰り返される教訓は、その厳しい現実を俺に突き付けてくる。
そんなに真面目にやっても、W杯で結果だせねーんじゃダメじゃねーか、と一蹴できるだろうか。
いや、出来るはずがない。
俺はといえば、当たり前の教訓も実践できず、日々ぼやいているダメリーマンである。
そんな俺が、肝心な時に結果がでないからと言って、常に前へ前へと向かっている人間を一蹴できるだろうか。いや、出来るはずもない。
そう、彼は彼の人生という教訓を、強く俺たちに提示してくれているのだ。

3度のワールドカップに振られ続けた男、中村俊輔。
そんな彼に、サッカーの神様は素敵なプレゼントを用意しているのかもしれない。
この本を読むと、そう思わずにはいられないのだ。

察知力 (幻冬舎新書)察知力 (幻冬舎新書)
(2008/05)
中村 俊輔

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  1. 2011/02/03(木) 01:53:19|
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